【体験談】仕事と育児に疲れ切った私が、退職後も保育園継続できた方法 – 自分らしい働き方を見つけるまでの道のり

ワーママは仕事辞めたい 退職

「今日も一日、本当によく頑張った…」

寝かしつけた子どもたちの横で、そっとため息をつく。30代後半の私は、2人の子どもを持つワーキングマザー。朝は保育園の準備から始まり、慌ただしく出勤。仕事中は時間に追われ、夕方はお迎え、そして夕食の支度、お風呂、寝かしつけ…目まぐるしい毎日を送る中で、ふと鏡に映る自分の顔は、いつも疲れているように見えました。まるで、何かに取り憑かれたように毎日が過ぎていく。自分の時間なんて、本当にわずか。

「このまま働き続けるのは、もう限界かもしれない…」

何度もそう思いました。仕事と育児、そして家事。どれも手を抜きたくないけれど、体力も気力も追いつかない。子どもたちとの時間をもっとゆっくり過ごしたい。そう願う一方で、頭をよぎるのは「仕事を辞めたら、保育園はどうなるんだろう?」という大きな不安でした。

同じように、時間に追われ、自分のことは後回しになっていると感じているワーママの皆さん、こんにちは。今回は、かつて私と同じように仕事と育児の両立に苦しみ、退職後の保育園について悩んでいた私の体験談をお話ししたいと思います。少しでも皆さんの心に寄り添い、一歩踏み出す勇気になれば幸いです。

復帰後の変化と限界

私が一人目を出産後、職場復帰したのは育休明けのこと。結婚前から長く勤めていた会社で、それなりに責任のある仕事も任されていました。時短勤務制度を利用しながらも、以前と変わらず仕事に打ち込もうと努力していました。

しかし、二人目を出産して復帰してからの2年間は、想像以上に過酷なものでした。丁度会社のトップが変わり、会社としての方針が急激に変わることになったのです。今までのように、自分のペースで仕事を進めることが難しくなり、ワーママにとって働きやすい環境ではなくなってしまいました。

特に辛かったのは、部署異動です。時短勤務という制約があるにも関わらず、残業が当たり前の部署に異動となり、毎日時間に追われる日々。その部署で時短勤務で働いているのは私だけで、まるで私だけ違う世界の住人のようでした。子どもの急な発熱で早退せざるを得ない時も、周りの目が痛く、肩身の狭い思いをしました。例えば、重要な会議中に保育園から「お子さんが熱を出しました」と電話がかかってきた時の、周囲の冷たい視線は今でも忘れられません。申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも早退せざるを得ず、その穴埋めのために、子どもを寝かしつけてから深夜まで仕事をする日々が続きました。

「このままでは、心も体も本当に壊れてしまう…」

そう感じることが増え、最終的には体調を崩してしまいました。それでも、「辞めたら保育園に入れなくなるかもしれない」という不安が頭から離れず、なかなか退職を決断することができませんでした。しかし、常に仕事のことが頭にあり続ける日々では、子どもに優しく接することができず、体調不良を訴える子どもに、余裕がなく苛立ちを覚えることも多々ありました。そんな自分に自己嫌悪を感じる毎日でした。

退職、そして新たな道へ

限界を感じ、体調を崩してしまったことをきっかけに、私は思い切って退職することを決意しました。もちろん、保育園のことは大きな不安でしたが、「このままでは本当にダメになってしまう」という強い思いが、私を突き動かしました。

退職を決めた後、幸いにも有給休暇は約2ヶ月間(40日近く)残されていたので、ゆっくりと休養を取りながら、自分の今後について考える時間を取りました。

そんな中、ふと目にしたのが職業訓練校の募集案内でした。「何か新しいことを学ぶのも良いかもしれない」と思い、興味本位で調べてみることに。すると、e-ラーニングで自宅にいながら受講できるコースがあることを知りました。しかも、受講期間中は手当も支給されるというのです。

また、同じ保育園のママ友からは「職業訓練校に通っている間も、保育園に預けることができるらしい」と事前に聞いていました。

「これなら、もしも子どもが体調を崩しても自宅で勉強できるかもしれない。それに、手当があれば当面の生活費の心配もない…」

藁にもすがる思いで、私はWebデザイナーの職業訓練校に申し込むことを決め、所轄のハローワークに相談に行きました。この時点ではまだ退職はしていませんでしたが、職業訓練校は人数制限もあり合格は狭き門だと聞いていたので、何か準備することがあればと思ったのです。

ハローワークの相談員の方からは、募集期間が非常に短いこと、一度に一講座しか申し込みが出来ず、落選するまでは次の次の講座に申し込む事も出来ないので、どの講座に申し込むのか戦略的に考える必要があるという、貴重なアドバイスをいただきました。退職前の休暇期間に相談に行ったおかげで、退職直後にスムーズに書類を揃えて希望講座に申し込み、幸いにも一発で合格することができました。こうして、半年間のe-ラーニング生活がスタートしました。

【朗報】退職しても保育園継続できた!

職業訓練校に通うことが決まった時、一番心配だった保育園について、区役所に問い合わせてみました。すると、「職業訓練校への通学も、保育園の利用要件を満たします」という回答をいただくことができたのです。

「本当に?!」

事前にママ友から聞いていたとはいえ、実際に区役所の方から問題ないと言われるまでは、どこか信じられない気持ちでしたが、これで安心して新しいことに挑戦できる、と心が本当に軽くなりました。もちろん、保育園によって時短預かりになるなど条件が異なる場合もあるので、必ずご自身の自治体や保育園に確認することが重要です。

職業訓練校での出会いと気づき

職業訓練校では、私と同じように子育てをしながら新しいスキルを身につけようと頑張っている人たちと出会うことができました。その中でも特に刺激を受けたのは、個人事業主として自分の好きなことを仕事にしながら、保育園を利用しているママたちの存在でした。

「え、そんな働き方があるんだ!」

それまで、働くということは会社に所属することだけだと思っていた私にとって、彼女たちの働き方はまさに目から鱗でした。自分のスキルや経験を活かして、時間や場所に縛られずに働く。そんな自由な働き方が、子育て中の自分にもできるかもしれない。そう思うようになったのです。

個人事業主への転身

職業訓練校でWebデザインの基礎を学んだものの、すぐに会社に再就職する自信はありませんでした。時短勤務や在宅勤務を希望しても、なかなか条件に合う求人が見つからなかったからです。

そんな時、職業訓練校で出会った個人事業主のママたちの言葉が背中を押してくれました。「まずは小さく始めてみたら良いよ」「得意なことを活かせば、きっと誰かの役に立てる」。

意を決して、私は開業届を提出し、個人事業主になることを選びました。

最初の一歩と実績作り

個人事業主になったものの、最初は一体何をすれば良いのか全く分かりませんでした。そこでまず始めたのは、周囲の人たちに「Webデザイナーになりました」と積極的にアピールすることでした。

すると、意外にも身内から小規模会社のホームページの作成やバナー作成、サイト運営の仕事をもらうことができたのです。もちろん、最初は手探り状態でしたが、一つ一つ丁寧にこなしていくうちに、少しずつ自信がついてきました。

また、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトにも登録し、初心者でも応募しやすい小さな案件に積極的に挑戦しました。最初は本当にわずかな収入でしたが、「個人で仕事をする」という経験を積むことができたのは大きな収穫でした。

薄給でも「仕事」であるということ

正直に言うと、個人事業主として始めた頃の時給を計算すると、会社員時代と比べて非常に低いものでした。「これは本当に仕事と言えるのだろうか?」と悩むこともありました。

しかし、私にとって重要なのは、収入の多さだけではありませんでした。自分のペースで仕事ができること、子どもたちのそばにいられる時間が増えたこと、そして何よりも「自分で仕事を生み出している」という実感を得られたことが、何よりも大きかったのです。

そして、大切なことは、たとえ薄給であっても、PCに向かって作業をしている時間は「仕事」として申請できるということです。これにより、私は引き続き子どもたちを保育園に預けることができています。収入は減りましたが、子どもに向き合う時間がたっぷりと持てるようになったことの喜びは、何にも代えがたいものでした。

保育園継続のために大切なこと

私の経験から、退職後も保育園を継続するために大切なことは以下の3点だと感じています。

  1. 自治体や保育園への確認: まずは、お住まいの自治体や現在利用している保育園に、退職後の利用条件について詳しく確認しましょう。私の場合は、職業訓練校への通学が利用要件を満たしましたが、自治体や保育園によって利用条件は異なります。また、私の自治体では、退職後2ヶ月以内に職業訓練校の受講が開始している必要がありました。(自治体によって期間は異なります)
  2. 就労状況の証明: 退職後も保育園を利用するためには、何らかの形で「保育が必要である」という証明が必要になる場合があります。私の場合は、職業訓練校への在籍証明書や、個人事業主としての開業届などがその証明となりました。クラウドソーシングサイトでの業務実績や、顧客との契約書なども有効な場合があります。
  3. 諦めずに情報収集: 保育園の継続に関する情報は、意外と見つけにくいものです。自治体の窓口に相談するだけでなく、同じように退職後も保育園を利用しているママたちの体験談を参考にしたり、インターネットで情報を集めたりすることも大切です。ハローワークでの相談も有効な手段の一つです。

同じように悩むママたちへ

かつての私と同じように、仕事と育児の両立に苦しみ、退職後の保育園について悩んでいるワーママの皆さん。一人で抱え込まずに、まずは誰かに相談してみてください。家族、友人、地域の相談窓口…誰でも良いのです。話すことで、気持ちが楽になることもあります。

そして、働き方は一つではありません。会社に所属する以外にも、在宅ワーク、フリーランス、パートタイムなど、様々な選択肢があります。もし今の働き方に限界を感じているなら、少しだけ勇気を出して、新しい可能性を探ってみませんか?

もちろん、新しい一歩を踏み出すことは不安でいっぱいです。でも、自分の心と体の声に耳を傾け、本当に大切にしたいものは何かを考えることは、決して無駄ではありません。

今までも十分に頑張ってきたのです。そしてこれからも長く長く続く育児が待っているのです。今の時代にあった、負担の少ないワークライフバランスを模索しても、決して後ろめたく思う必要はありません。

私の「これから」

個人事業主として働き始めてから、まだ日は浅いですが、少しずつ自分のペースで仕事を進めることができるようになり、子どもたちとの時間も増えました。もちろん、大変なこともたくさんありますが、以前のような心身の疲弊を感じることは少なくなりました。

今後は、Webデザイナーとしてのスキルをもっと磨き、より多くの方の役に立てるように成長していきたいと思っています。そして、いつかはこの経験を活かして、同じように悩むワーママたちのサポートができるような活動もしていきたいと考えています。

【最後に】一歩踏み出す勇気を

今回の私の体験談が、少しでも多くのワーママの心に届き、前向きな気持ちになるきっかけとなれば幸いです。

あなたは一人ではありません。同じように悩み、頑張っている仲間がたくさんいます。どうか自分を責めすぎず、時には周りの人に頼りながら、自分らしい働き方、生き方を見つけてください。

そして、もし退職後の保育園について不安を感じているなら、まずは情報収集から始めてみてください。きっと、道は開けるはずです。

あなたの勇気ある一歩を、心から応援しています。

※この記事は、筆者の実体験に基づいたものであり、全ての方に当てはまるわけではありません。保育園の利用条件等は、自治体や保育園によって異なりますので、必ずご自身でご確認ください。

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